ISS、企業向け情報漏えい対策をサービスとして提供

インターネットセキュリティシステムズは、企業の情報漏えい対策やセキュリティレベル向上を実現するための監査、構築、運用、教育などを一貫して提供する新サービス「X-Force個人情報漏洩対策統合ソリューション」を同日から開始すると発表した

» 2004年09月01日 13時50分 公開
[ITmedia]

 インターネットセキュリティシステムズは9月1日、企業の情報漏えい対策やセキュリティレベル向上を実現するための監査、構築、運用、教育などを一貫して提供する新サービス「X-Force個人情報漏洩対策統合ソリューション」を同日から開始すると発表した。同社プロフェッショナルサービス部が、2001年から既に提供するX-Force プロフェッショナル・セキュリティ・サービスを一歩進め、2005年4月から民間企業に適用される個人情報保護法なども見据えて進化させた。

 プロフェッショナルサービス部の山口毅治氏は、「2004年はここまで、(情報漏えいに関する)さまざまなニュースが流れたこともあり、“診断”が50%に上る特異な状況」と話す。これは、X-Force プロフェッショナル・セキュリティ・サービスの受注案件の傾向を示したもの。

 また、「アドバイザリ契約」が21%を占めたことについて、顧客企業がセキュリティに不安を持っていることを指摘。継続的に、セキュリティのプロフェッショナルである同社に、アドバイスを求めたいというニーズが高まったとしている。

 このような情報漏えいへの企業の関心の高まりを受けて、今回のX-Force個人情報漏洩対策統合ソリューションの展開にいたった。同サービスで新たに提供されるサービスは、「現状分析支援」「技術的安全管理対策支援」「運用管理支援」の3つに分けられる。

 現状分析支援は、JISギャップ分析、個人情報特定、個人情報業務分析の各サービスに分かれる。

 また、技術的安全管理対策支援は、セキュリティ診断サービス(ネットワーク、ホスト、データベース、Webアプリケーション、ワイヤレス)と不正アクセス検知・防御システム実装サービスの2項目。

 3つ目の運用管理支援は、プライバシーマーク認定取得支援、ISMS/BS7799、ソーシャルチェックサービス、セキュリティ教育・訓練支援サービス、セキュリティ運用支援サービスの5項目となっている。

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