米VeriSignは9月21日、トークンを使ってユーザーを認証する2ファクター認証ツール「Unified Authentication」を発表した。9月30日から提供を開始する。
この製品は、ソフトとサービスおよび多目的認証トークンで構成。企業の既存のITインフラに導入して、強力な認証を求めるニーズに対応できると説明している。
現在氾濫している多様なセキュリティ攻撃に備える上で、パスワードに加えてユーザーに物理的な要素を持たせる強力な認証は重要な存在になっているとVeriSignは指摘。Unified AuthenticationではトークンアーキテクチャにUSBとSIM技術を統合、既存の2ファクター製品に比べて総保有コストが最大40%削減できるとうたっている。
また、企業の既存のディレクトリとRadiusサーバインフラに直接組み込めるため新しいソフトやハードを導入する必要がないという。認証トークンはUSBポートを使ったプラグイン接続と、液晶に表示される1回限りのパスワードを使う方法の両方に対応。Windowsのログオン、WLANやSSL、IPSec VPNを使った企業ネットワークへのセキュアなアクセス、Webアプリケーションなどに利用できる。
Unified AuthenticationはMicrosoftとの提携に基づき、VeriSignのセキュリティインフラとMicrosoftのWindows Server 2003プラットフォームをタイトに統合。Active Directory、Certificate Server、Internet Authentication ServicesといったMicrosoftの主要技術を基盤として構築されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.