第3回:Windowsファイアウォール設定を一括管理(2/4 ページ)

» 2004年09月22日 14時49分 公開
[吉成大知,ITmedia]

サーバのグループポリシーにADMファイルを読み込ませる方法

 ADMファイルとは、グループポリシーのテンプレートファイルで、このファイルにはレジストリーのキーと値が記述されている。

 本来ADMファイルは米Microsoftのサイトからダウンロードできるようだが、2004年9月9日現在、Windows XP SP2用のADMファイルはリリースされていない上に、日本語版用ではない。ここでは暫定的に、SP2をインストールすると「C:\WINDOWS\ServicePackFiles\i386」の下にできあがるADMファイルを使用する(画面4)

追記:Windows XP SP2用のADMファイル(英語版)は、編集時点の9月10日にリリースされている

画面4 画面4■Windows XP SP2を導入するとできるADMファイル

 SP2のADMファイルをサーバに設定する方法は次のように行う。

1.SP2をインストールしたマシンの「C:\WINDOWS\ServicePackFiles\i386」から、ADMファイルをActive Directoryが構築されているサーバの任意な共有フォルダにコピーする

2.Active Directoryが構築されているサーバにて、グループポリシーオブジェクトエディタを起動する(画面5)

画面5

3.[管理用テンプレート]を右クリックし、[テンプレートの追加と削除]を選択する(画面6)

画面6

4.[追加]をクリック(画面7)

画面7

5.1で保存したフォルダを開き、ADMファイルを全部選択し、[開く]を選択(画面8)

画面8

6.[閉じる]をクリックする

 これで、SP2用のADMファイルが読み込まれ、設定が可能となる。

WindowsXPからドメインのグループポリシーを設定する準備

 WindowsXPからドメインのグループポリシーを設定するための設定は以下の通りである。

1.Windows XP SP2のマシンにドメインの管理者権限にてログインする

2.「スタート」→「ファイル名を指定して実行」→「mmc」と入力→OKをクリック(画面9)

画面9

3.「ファイル」→「スナップの追加と削除」をクリックする(画面10)

画面10

4.「スタンドアロン」タブにて「追加」をクリックする(画面11)

画面11

5.「グループポリシー」をダブルクリックする(画面12)

画面12

6.グループポリシーオブジェクトの選択ダイアログにて「参照」をクリックする(画面13)

画面13

7.グループポリシーオブジェクト参照ダイアログにて管理したいグループポリシーオブジェクトをクリックし、「OK」を選択(画面14)

画面14

8.「グループポリシーオブジェクトの選択」のダイアログにて完了をクリックする(画面15)

画面15

9.「スナップインの追加の削除」のダイアログはOKをクリックする(画面16)

画面16

10.「ファイル」→「名前を付けて保存」にて任意の名前をつけて保存する(画面17)

画面17

グループポリシー運用編

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