日立ソフトが「秘文AE」をバージョンアップ、PDCAサイクル全体をカバー

日立ソフトは、セキュリティポリシーの策定、実行から監査まで、一連のステップをカバーする「秘文Advanced Edition Ver.07」を発表した。

» 2004年09月27日 19時21分 公開
[ITmedia]

 日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は9月27日、セキュリティポリシーの策定、実行から監査まで、一連のステップをカバーするセキュリティソフトウェア群として、「秘文Advanced Edition Ver.07」を発表した。

 秘文AEは、金融機関や公共団体を中心に、累計30万ライセンスの出荷を誇る情報セキュリティソフトウェア。これまでは、暗号化やアクセス制御などを通じて、企業内部からの機密情報漏洩を防止する「セキュリティ対策実施/運用」の側面を重視したラインナップだったが、新シリーズでは現状把握・ポリシー策定(Plan)からセキュリティ対策状況の把握(Check)、セキュリティ対策の見直し(Action)までをカバーし、ISMS認証基準でも定義されているPDCAサイクル全般をサポートする。

 これにともない、秘文AE Ver.07ではいくつかの新製品が追加された。Checkフェーズに関しては、秘文が出力するログを集中管理し、監査を支援する「秘文AE LogManager」が加わったほか、不正に接続されたPCを検知する「秘文AE PortDiscovery」が追加された。またActionフェーズについては、不正接続PCを強制的に排除する「秘文AE PortDiscovery」を追加。Planの部分では、ポリシー策定の前提となる資産の洗い出しを支援するため、社内ネットワークのハードウェア構成を収集する「秘文AE PortDiscovery」がリリースされる。

 さらに、秘文の暗号化機能を組み込むためのAPIを提供する「秘文AE開発キット」を提供するほか、「秘文パートナー認定制度」を設立し、アプリケーションによるサポートを広げていく方針だ。

 秘文AE Ver.07は11月より販売が開始される。

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