日本オラクル、ICタグに対応した倉庫管理システムを発表

日本オラクルは倉庫管理システム「Oracle Warehouse Management System」を発表した。

» 2004年10月18日 22時19分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは10月18日、倉庫管理システム「Oracle Warehouse Management System」(Oracle WMS)を発表した。Oracle WMSは、オラクルの統合業務アプリケーションの最新版「Oracle E-Business Suite 11i.10」から搭載される。Oracle E-Business Suite 11i.10は、秋から提供が開始される。

 Oracle E-Business Suiteでは、無線電波、温度、光や音声などを認識するセンサーから得られた情報を、企業のITシステムに取り込み、業務プロセスの改善と自動化を実現するための機能強化に積極的に取り組んでいるという。

 特に最新版では、Oracle WMSにおいて、ICタグを活用した無線自動認識技術であるRFIDに対応した機能を搭載している。RFID対応機能では、ICタグが付加された物品の入庫と出庫に関する処理を自動的に倉庫管理システムに取り込むことができる。

 また無線端末を通じて、倉庫や製造現場での一般的な処理を実行する「Oracle Mobile Supply Applications(MSCA)」により、倉庫資源の管理、倉庫の構成、タスクの計画、高度なピッキング手法、そして付加価値サービスなどもサポートする。

 これらの機能を搭載することにより、大規模な倉庫管理や在庫管理を必要とする製造業、流通業、物流業において、同製品の導入促進を期待しているという。

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