富士通、最大1万ユーザーの指紋情報を管理するバイオ認証装置

富士通は10月20日、指紋認証を利用したPCやサーバ、基幹系システムへのログインシステムを構築できる認証装置「セキュアログインボックス」を開発、販売を開始した。

» 2004年10月20日 20時52分 公開
[ITmedia]

 富士通は10月20日、指紋認証を利用したPCやサーバ、基幹系システムへのログインシステムを構築できる認証装置「セキュアログインボックス」を開発、販売を開始した。

 セキュアログインボックスは、指紋センサで読み取ったユーザーの指紋データを一括管理することで、指紋認証を使ったログインシステムを短期間、低コストで構築するための製品。ID/パスワードを使った既存のシステムに追加導入でき、設定を行うだけで利用できるとしている。

セキュアログインボックス セキュアログインボックス

 従来製品に比べ、指紋の特徴点データだけでなく形状特徴情報も活用する独自の「適応型特徴相関法」を採用したことで、本人受理率99.96%、他人受理率0.0002%以下の高精度な認証が可能という。

 「FMSE-C201」「FMSE-C251」の2機種を販売する。スタンダード機となる「FMSE-C201」は対応ユーザー数が1000人で、上位機の「FMSE-C251」は2500人の登録が可能。4台まで連携させて、最大1万人まで対応できる。

 また、ソフトウェア開発キット(SDK)も提供する。

 価格は、FMSE-C251が54万8000円、FMSE-C201が29万2000円。11月末から出荷する。

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