Auto-IDラボ・ジャパン、日本ベリサイン、NTT Comは、ICタグのグローバル情報流通ネットワーク実現に向けた日米間でのICタグ実証実験を行う。
Auto-IDラボ・ジャパン、日本ベリサイン、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)の3社は10月21日、ICタグの実証実験を今月から日米間で行うと発表した。
これは、米VeriSignが提供する「EPCglobal」準拠の基幹アドレス解決システムと、日本のICタグ情報管理システムとを接続し、グローバルにICタグ情報を流通させるための実証実験。
EPCglobalネットワークとは、膨大な数のICタグが世界中で流通していく中で、そのICタグに関する情報が世界のどこにあるかを検索し、その位置を教えてくれる仕組み。これによりICタグ情報を世界中に流通させることが可能になるという。
今回のように、ICタグに関する情報流通システムの実証実験を、インターネットを通じて遠隔地間でグローバルに実施するのは、日本で初めての取り組みになる。
同実験の成果は、EPCglobalなどの標準活動機関に報告し、その標準化を進めていくほか、ICタグ関連事業の商用化検討に反映していく計画だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.