スパイウェア対策市場、急拡大の見通し

全コンピュータの67%がスパイウェアを抱えていると推定される今日、その対策市場は急拡大する見通しだ。

» 2004年12月02日 12時12分 公開
[ITmedia]

 調査会社の米IDCは12月1日、スパイウェア対策ソフト市場の規模は、2003年の1200万ドルから2008年には3億500万ドルへと、爆発的に拡大するという予測を発表した。

 スパイウェアと呼ばれるソフトがすべて悪質とは限らないが、この手のソフトは個人情報を盗んだり、ユーザーのネット上での行動を監視したりするのに使われ、そうした情報が第三者に売られる場合もある。正規のソフトにスパイウェアがバンドルされていることもあるため、スパイウェアはファイアウォールを簡単にすり抜けられるとIDCは指摘する。

 同社が600以上の組織を対象に最近行った調査では、企業ネットワークセキュリティの脅威として、スパイウェアが4位にランクインした。同社の推定では、全コンピュータの67%が何らかのスパイウェアを抱えている(→詳細記事)

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