「国家情報セキュリティセンター」、可能な限り早期に設置へ

IT戦略本部は12月7日、情報セキュリティ基本問題委員会が11月に提出した第一次提言を受け、「国家情報セキュリティセンター(仮称)」の設置を決定した。

» 2004年12月07日 21時07分 公開
[ITmedia]

 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)は12月7日、情報セキュリティ基本問題委員会が11月に提出した第一次提言を受け、「国家情報セキュリティセンター(仮称)」の設置を決定した。合わせて、「情報セキュリティ政策会議(仮称)」の設置も検討されることとなった。

 一連の提言は、これまで、国家としての統一的な情報セキュリティ政策に欠けるという反省を踏まえてなされたものだ。IT戦略本部はこれを容れて、セキュリティに関する政府としてのグランドデザイン、すなわち情報セキュリティ基本戦略の策定/推進、および各省庁自身の情報セキュリティ確保を目的に、情報セキュリティ政策会議および国家情報セキュリティセンターの設置にゴーサインを出した。

 このうち国家情報セキュリティセンターは約60名規模で、情報セキュリティの基本戦略立案にかかわるほか、政府機関/各省庁自身のセキュリティ対策推進やインシデント発生時の関連省庁/関係機関との調整といった業務に携わる。IT戦略本部では、現在の内閣官房情報セキュリティ対策推進室を強化・発展させる形で、可能な限り早期に同センターを設置し、段階的に活動を開始するとしている。

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