米Oracle、PeopleSoftを買収ついに決着

米Oracleは、米PeopleSoftを買収することで同社と合意に至ったと発表した。

» 2004年12月13日 21時04分 公開
[ITmedia]

 米Oracleは12月13日、米PeopleSoftを買収することで同社と合意に至ったと発表した。買収額は、1株あたり26.50ドル換算で、合計でおよそ103億ドルとなり、1月初旬までに取引が完了する予定。一時は、断念せざるを得ない状況になったこともあったが、ラリー・エリソンCEOの1年半におよぶ執念が実った結果となった。

 エリソン氏は、「PeopleSoftの吸収合併により、直近の四半期で57%の成長を記録したアプリケーションビジネスをさらに強化できる」とコメントを発表した。

 また、Oracleはこの買収により、調整後の2005年度第4四半期において、1セントの成長が可能になるとし、2006年は8セント、2007年はさらに大きな成長を達成できるという見通しを明らかにした。

 エリソン氏は、さらに「この合併によりOracleは顧客数を増加させることができ、それにより、われわれがアプリケーションに投資できる余力を増すことができる。われわれは、PeopleSoft 8を強化してPeopleSoft 9を開発するつもりだ。また、(旧)JD Edwards 5を強化してJD Edwards 6を開発する。PeopleSoftと旧J.D.Edwardsの世界中の既存顧客へのサポートにすぐに着手する」と加えている。

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