IBM、サプライチェーン情報共有ソフトをリリース

» 2004年12月14日 09時07分 公開
[ITmedia]

 米IBMは12月13日、小売りと流通業者、メーカーの間で情報を共有するための同期化ソフト「Global Data Synchronization for WebSphere Product Center」をリリースした。

 メーカーと小売り、流通業者の間ではこれまでFAX、電話、メールといった非効率な手段を使って情報をやり取りするのが普通で、余計な手間やミスが生じる原因となっていたが、IBMの今回の新製品では手作業が大幅に削減できると説明。業界標準を使って情報管理・共有を支援するスケーラブルなソリューションを提供するとしている。

 例えばメーカーはこのソフトを使って、マーチャンダイザーやバイヤーとの間で包括的な製品情報を迅速かつ簡単に交換できるという。また、メーカー側が小売り業者の対応の速さを分析したり、常に不正確な情報を送ってくるメーカーを小売り側が把握することも可能になる。

 こうした機能により、小売りとメーカーの双方が時間を有効に使い、サプライチェーンにおける商品とサービスの正確な情報をつかみ、取引相手との関係も向上すると説明している。

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