HTTPサーバ上でPHPとMySQLを用いて動作するCMSツール「Geeklog」。Geeklog 2の開発も進行中であり、昨今注目されているツールのひとつ。
Geeklogは、PHPとMySQLで動作するサーバサイドのポータル系CMSツールだ。日本語で利用するための情報も「Geeklog Japanese」などで提供されている。
主な必要動作環境は次の通り。
ここでは、例としてレンタルサーバ「XREA」にGeeklogをインストールする手順を挙げる。上記の動作環境を満たせばほかのサーバでも同様な手順で導入が可能だ。
まず最初に、「Geeklog」から最新版のGeeklogを入手しよう(ダウンロードページ)。
ダウンロードするバージョンのファイル名をクリックすれば、ダウンロードが始まる。ここでは、2004年12月14日現在の最新バージョン1.3.10(geeklog-1.3.10.tar.gz)を元に進めていく。
次に、Geeklogをインストールする際に必要なデータベースを作成する(XREAでの例)。必要環境にある通り、ソフトウェアにはMySQLを使う。また、作成する権限がない場合は、サーバ管理者などにあらかじめ依頼しておく必要がある。
ダウンロードした前述のアーカイブファイルを解凍しよう。そして、ファイルをサーバサイドに配置(アップロード)する前には、幾つかのファイルを編集する必要がある。
まず、「config.php」ファイルをエディタで読み込み、次の部分を設定しよう。設定内容に関しては、利用するサーバ設定に合わせることだ。
49行目 $_DB_host ホスト名(localhost)次いで、「public_html/lib-common.php」ファイルの69行目「require_once( '/path/to/geeklog/config.php' )」には、「config.php」で設定したconfig.phpの位置を設定する。
config.phpとlib-common.phpの設定を終えたら、FTPクライアントソフトなどを使い、config.phpに設定したサーバの公開ディレクトリ(ドキュメントルート)にアップロードする。
この際の注意点は、「public_html」内のファイルとディレクトリは、「$_CONF['path_html']」で設定したパスに、それ以外のファイル、およびディレクトリは「$_CONF['path']」で指定したパスへアップロードすることだ。
続いて、以下のパーミッション(属性)を変更する(ここでは数値による指定)。
$_CONF['path']ファイル転送後は、ブラウザのアドレス欄に「http://[サイトのURL]/admin/install/install.php」と入力して、インストールスクリプトを実行させる。
ここで問題がないのを確認し、以下の設定を行う。
Installation Type New Database
Path to Geeklog $_CONF['path']で設定したパス
設定したら、「Next>>」ボタンをクリックする。
表示内容を確認して問題がなければ「Next>>」ボタンをクリックする。
エラーが表示されたら「config.php」と「lib-common.php」の設定内容をもう一度確認すること。
続いて、基本設定内容に触れていく。
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