企業のメールプライバシーにユーザーは懐疑的――ReleMail調査

» 2004年12月18日 08時56分 公開
[ITmedia]

 企業電子メール監視/認証サービスの提供企業ReleMailが、オンライン企業1000社以上のプライバシー保護状況をランク付けしたデータベースを一般に公開した。ユーザーは企業のプライバシーポリシーに対して懐疑的だとの調査結果も公表、第三者機関による評価の結果をユーザーに示す必要があると説いている。

 ユーザーを対象に実施した同社の電子メールプライバシー調査によれば、パブリッシャーを信頼できるかどうか分からなかったため、電子メールニュースレターの受信登録を思いとどまったことがあると答えたユーザーは83%に上った。

 メールアドレスを収集・販売している企業からスパムを受け取ったことがあるとの回答も87%に上り、78%は電子メールプライバシーについて企業が公言していることは必ずしも信用できないとの見方を示したという。

 ReleMailのプライバシーランキングでは、企業がユーザーに送信する電子メールのプライバシー慣行とスパム対策規制の遵守状況を秘密裏に調べ、5段階でランク付けしている。最高評価の5つ星を獲得したのはeBay、Kohler、Bart's Water Sports、Global Computerなどだった。

 同社は企業の電子メール慣行を調査して一定の基準を満たした企業には、メール受信登録ページに「ReleMail Certification」の認定マークを交付する有料サービスを立ち上げている。

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