Cisco IDSのアラートから誤検出を取り除く製品、KCCSが発売

京セラコミュニケーションシステムは、シスコの「Cisco IDS」のログを元に危険性の高い攻撃を抽出して、警告する「nCircle IDS nTellect for Cisco」を提供する。

» 2005年01月18日 19時33分 公開
[ITmedia]

 京セラコミュニケーションシステム(KCCS)は1月18日、シスコシステムズの不正侵入検知システム「Cisco IDS」のログを元に危険性の高い攻撃を抽出、警告する「nCircle IDS nTellect for Cisco」の提供を開始することを発表した。

 nCircle IDS nTellect for Ciscoは、KCCSがこれまでも販売してきた脆弱性管理システム「nCircle IP360」をベースとしたアプライアンス製品。Cisco IDSが生成するアラートとnCircle IP360の脆弱性診断情報とを突き合わせ、誤検出を取り除き、危険性が高いと想定される攻撃のみを自動的に抽出する。

 一種のフィルタをかけることにより、無駄なアラートを最大で約90%削減できるという。結果はディスプレイ上にハイライト表示され、脆弱性のあるデバイスに対する緊急性の高い攻撃をリアルタイムに判別できる。

 同社はnCircle IDS nTellect for Ciscoにより、専門的な知識や経験を備えたオペレータに頼る必要のあったマッチング作業を自動化し、効率的なセキュリティ運用を行えるようになるとしている。

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