NTTデータ、情報の共有と漏洩防止を両立させる「SecureCollabo」発売

NTTデータは1月24日、企業内のみならず海外拠点やパートナー企業との間で情報共有を行いながら情報漏洩を防ぐ暗号化/ログ記録システム「SecureCollabo」を発表した。

» 2005年01月24日 18時03分 公開
[ITmedia]

 NTTデータは1月24日、企業内のみならず海外拠点やパートナー企業との間で、必要な範囲で情報共有を行いながら情報漏洩を防ぐためのシステム「SecureCollabo」を発表した。

 SecureCollaboは、クライアント用暗号化ソフト「SecureCollabo FileController」のほか、共有ファイルサーバ用の暗号化ソフトや管理/ログサーバなどから構成されるセキュリティシステム、重要な情報をファイル/フォルダ単位で暗号化するほか、コピー&ペーストや印刷、画面コピーやメールへの添付といった操作に制限を加え、情報漏洩を未然に防ぐ。また暗号化ファイルに対する一連の操作をログとして記録することで、情報漏洩に対する抑止効果を発揮する。

 特徴は、社内、社外にまたがってグループ単位で暗号化を行うことで、業務委託先など社外との共同作業を実現し、業務効率を維持しながら、情報漏洩のリスクを減らせること。

 また、システムは機能ごとにコンポーネント化されており、環境に応じた選択が可能だ。最初はワークグループ単位でSecureCollabo FileControllerによるデータの暗号化から手がけ、共同作業の範囲が広がるにつれ、ログ収集サーバ「SecureCollabo LogServer」や共有ファイルサーバ用の「SecureCollabo CryptoServer」、社外にデータを暗号化して送信するための「SecureCollabo Cipher」や鍵管理サーバ「SecureCollabo KeyManager」などを追加し、拡張することができる。

 SecureCollabo FileControllerの対応プラットフォームはWindows 2000 Pro/XP。価格は、たとえばSOHO/ワークグループなどで、10クライアント分のSecureCollabo FileControllerのみを導入した場合は20万円、そうしたワークグループが3つ集まり、ログサーバ/ファイルサーバを用いて情報共有を行う場合で約85万円。4月より提供が開始される。

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