BIND 8/9にDoS攻撃につながる脆弱性

DNSサーバソフトのBINDに、DoS攻撃につながるおそれのある脆弱性が発見された。

» 2005年01月26日 15時58分 公開
[ITmedia]

 ISC(Internet Systems Consortium)は1月25日、DNSサーバソフトの「BIND」に、DoS攻撃につながるおそれのある2種類の脆弱性が発見されたとしてアナウンスを行った。

 BINDは、世界で最も広く利用されているDNSサーバ。古くからの4.x系列のほか、8.x系列、最新の9.x系列がある。

 1つめの脆弱性が存在するのは8.x系列、具体的にはBIND v8.4.4およびv8.4.5で、リモートからDoS攻撃を受ける恐れがある。最新版のv8.4.6では問題が解消されているほか、再帰検索設定を無効にすることでも問題を回避できるという。

 もう1つの脆弱性はBIND v9.3.0にのみ存在し、同じくリモートからDoS攻撃を仕掛けられるおそれがある。新バージョンのv9.3.1で修正されているほか、dnssec検査を無効にする(デフォルトでは無効になっている)ことで一時的に回避できるという。

 ISCはいずれの脆弱性についても深刻度を「低」としているが、DNSというインターネットの基幹となるサービスに関する脆弱性だけに、手元の環境が該当する場合は早期のテスト/適用が望ましい。

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