NECソフト、ICカード認証システムに「ログ収集」「デバイスロック」オプションを追加

NECソフトは、ICカードを用いてWindows PCへのログオンなどを制御するシステム「SecureTrue/ICカードデスクトップセキュリティ」を強化し、ログ採取オプションなどを追加した。

» 2005年01月31日 18時34分 公開
[ITmedia]

 NECソフトは1月31日、ICカードを用いてWindows PCへのログオンや社内アプリケーションへのアクセスを制御するシステム「SecureTrue/ICカードデスクトップセキュリティ」の最新版をリリースした。

 SecureTrue/ICカードデスクトップセキュリティは、ユーザーIDとパスワードの組み合わせに代えてICカードを用いることにより、PCへのログオンや情報システムへのアクセス時の認証を強化するシステム。PCへの不正なアクセスを防ぐとともに、正当なユーザーの作業を簡素化する。

 新バージョンでは、ICカード内の電子証明書を用いてActive Directoryへのログオンが可能になったほか、個人情報漏洩に備えたいくつかのオプションが追加された。「ログ採取機能」オプションでは、クライアントPC上で実行されたログオン/ログオフ、ファイルアクセスなどの操作ログを収集し、集中管理を行える。また「デバイスロック機能」オプションでは、USBメモリやCD-R/RW、フロッピーディスクなど外部媒体へのアクセスを制限し、メディア経由での情報漏洩を防ぐ。

 SecureTrue/ICカードデスクトップセキュリティはWindows 98/Me、Windows 2000/XPに対応している。2月中旬より販売が開始され、NECソフトでは今後2年間で、オプションも含め6億円の売り上げを見込んでいる。

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