NTTコムウェア、低価格な指紋認証システム「e-UBF Small Office Kit」を発売

NTTコムウェアは、価格を抑えた指紋認証システム「e-UBF Small Office Kit」の販売を開始する。

[ITmedia]

　NTTコムウェアは2月3日より、価格を抑えた指紋認証システム「e-UBF Small Office Kit」の販売を開始する。

　e-UBF Small Office Kitは、IDとパスワードの組み合わせの代わりに指紋認証を用いることで、Windows PCへのログオン時の認証強度を高める製品。別のツール「e-UBF ID Manager」を組み合わせれば、Webサイトやアプリケーションへのログインにも連携できるほか、電子錠や勤怠管理といったシステムと連動させることも可能という。

　指紋認証用のユニットには、ディー・ディー・エスが開発したシステムを用いた。指紋の画像そのものを用いるのではなく、指紋の凹凸を波形データに変換して照合する「周波数解析法」を採用しており、万一指紋データを盗まれたとしても元の画像への復元は不可能となっている。

　クライアント側の対応プラットフォームはWindows 2000／XP。価格は、10ユニット分のセンサーと管理サーバ、e-UBF ID Manager、それに勤怠管理ソフトウェア「e-UBF TimeRecorder」の評価版を組み合わせて63万円となっており、同社では2005年度末までに500セットの売り上げを見込んでいる。