Novell SUSE LINUX Enterprise Server 9がEAL4+に認定

IBMとノベルは、eServer上で動作するSELS 9がEAL4+に認定されたことを発表した。

» 2005年02月17日 14時30分 公開
[ITmedia]

 IBMとノベルはLinuxWorld 2005の期間中、Novell SUSE LINUX Enterprise Server 9が、情報セキュリティの評価基準であるThe Common Criteria for Information Security Evaluation(Common Criteria)において、さらに高度なセキュリティ認定を新たに取得したと発表した。これにより、政府や行政機関の基幹システムや指揮統制システムにおけるLinuxの採用が今後さらに推進されると予想される。

 今回、Common Criteriaの認定を取得し、CAPP/EAL4+と一般に呼ばれている制御アクセス保護プロファイル(Controlled Access Protection Profile)への準拠を達成したのは、IBM eServer上で稼働するNovell SUSE LINUX Enterprise Server 9(SLES 9)。ドイツの連邦情報セキュリティ庁(BSI)による正式な認定書は、間もなく発行される予定。

 また、IBMとノベルは、SLES 9がIBMのeServerシリーズ全機種において、Common Operating Environment(COE)認定を取得したと発表した。これは国防総省情報システム局(DISA)が定める軍用コンピューティング製品に求められる基準で、この認定を受けることは、Linuxが機密性が高く重要なシステムである指揮統制システムで利用できるようになることを意味する。

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