NRI、テキストデータから個人情報を抽出、マスク処理するツールを発売

NRIは3月3日、テキストデータから個人情報を抽出し、マスク処理を自動化するツール「TRUETELLER 個人情報フィルタ」を発売した。

» 2005年03月03日 15時12分 公開
[ITmedia]

 野村総合研究所(NRI)は3月3日、テキストデータから個人情報を抽出し、マスク処理を自動化できるソフト「TRUETELLER 個人情報フィルタ」を発売した。

 同製品は、テキストデータに含まれる氏名や電話番号などといった個人情報の可能性が高い文字列を抽出、マスク処理を行う。構文解析などのテキストマイニング技術を活用して、抽出精度を高めた。マスク処理については、大量のテキストデータを一括で処理するバッチ処理機能と、個人情報の可能性が低い文字列を人が判断しながら処理する逐次処理機能を搭載。データの量やマスク処理の品質など、状況に合わせた使い方を可能にした。

 同社によると、営業日報やコールセンターへの問い合わせといった情報は、テキストデータとして電子化され、大量に企業内に蓄積されている。こうしたデータには個人情報が含まれていることがあり、企業内の部署間で共有する際などに個人情報が漏えいするリスクが伴っていた。手作業のマスク処理ではミスや漏れが問題となっていた、という。

 価格は、個人情報フィルタが1ライセンス60万円、バッチ処理機能付きが1ライセンス80万円としている。 

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