専用ビューワ以外での閲覧を防ぐ情報漏えい対策CD-Rシステム

富士フイルムテクノサービスは、CD-R媒体の閲覧をパスワードと専用ビューワで制御し情報漏えいを防ぐ「ホワイトアウトCD」の販売を開始する。

» 2005年03月08日 17時16分 公開
[ITmedia]

 富士フイルムテクノサービスは3月29日より、CD-R媒体の閲覧をコントロールすることで情報漏えいを防ぐ「ホワイトアウトCD」の販売を開始する。

 ホワイトアウトCDは、専用の書き込みドライブとCD-Rメディア、Windows 2000/XPに対応したホワイトアウトCD作成システム「WOBuilder」から構成されている。CD-Rへデータを書き込む際に、Blowfishを用いた暗号化とコピープロテクト処理を行うとともに、同時に作成される専用ビューワ以外での閲覧を行えないようにする。

 CD-R本体は宅配便で、またビューワおよびパスワードはメールなどで送信することにより、配送途中にCD-Rが紛失/盗難などに遭ったとしてもWindows Explorerなどからの閲覧を防ぎ、情報漏えいのリスクを減らす。

 また、ビューワとパスワードによる認証以外に、PCの固有情報を基に、閲覧を許可する端末を制御することも可能だ。

 専用CD-Rの容量は680MB(ディスクコピー防止機能利用時は594MB)。同社によれば、容量500MBあたり約10分程度でCD-R作成作業を行えるという。価格はオープンプライス。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ