ウイルス対策管理/監視を肩代わり、NJCがトレンドマイクロ製品を用いて提供

日本事務器とトレンドマイクロは、ウイルス対策状況の管理、監視作業を肩代わりする「NJC ウイルス監視運用サービス」を開始した。

» 2005年04月04日 17時59分 公開
[ITmedia]

 日本事務器(NJC)とトレンドマイクロは4月4日より、顧客に代わってウイルス対策状況の管理、監視作業を行う中小企業向けのアウトソーシングサービス「NJC ウイルス監視運用サービス」を開始した。

 このサービスでは、顧客側にトレンドマイクロの企業向けウイルス対策製品「ウイルスバスター コーポレートエディション」などを導入。その上で、パターンファイルや検索エンジンのバージョン管理や最新版の配信、ウイルス処理状況のリアルタイム監視、さらには設定変更やログ調査といった作業を、NJC監視センターがリモートから一元的に行う仕組みだ。

 また、ウイルスに感染してしまった場合にレジストリなどのシステム情報を修復する「ウイルス感染復旧サービス」や、非常に感染力の強いウイルスが発生した場合に、ファイアウォールの設定変更などの予防ポリシーを配信して被害を最小限にとどめる「大規模感染予防サービス」といったオプションサービスも用意されている。

 特徴は、顧客側に新たに管理用サーバやVPN装置を導入することなく利用できること。両社はこのサービスにより、専任の管理者などを配置する余裕のない中小企業のウイルス対策業務を肩代わりし、コストおよぶ管理負担を軽減できるとしている。

 NJC ウイルス監視運用サービスの価格は、管理対象が10クライアントの場合、基本監視サービスが月額1万4200円、大規模感染予防サービスが月額660円など。社員数が50名前後の中小企業を中心に販売し、初年度で500社への導入を目指す。

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