PDFファイルの作成に特化した「Acrobat 7.0 Elements」、パッケージでも販売

アドビ システムズは4月22日より、Adobe PDFファイルの作成に特化した「Adobe Acrobat 7.0 Elements日本語版」のパッケージ販売を開始する。

» 2005年04月06日 21時57分 公開
[ITmedia]

 アドビ システムズは4月6日、Adobe PDFファイルの作成に特化した「Adobe Acrobat 7.0 Elements日本語版」のパッケージ販売を4月22日より開始することを発表した。

 Adobe Acrobat 7.0製品群としては、PDFファイルの閲覧が可能な無償の「Adobe Reader」のほか、PDFファイルの作成、電子署名の付与やPDFキャビネット機能を備えた「Acrobat Standard」、フォーム作成機能までをサポートした「Acrobat Professional」が提供されている。

 Acrobat Elementsは、PDFファイルの作成という基本機能を価格を抑えて提供することにより、PDF利活用の裾野を広げることを狙った製品だ。Microsoft Office文書からワンクリックでPDFファイルを作成できるほか、ドラッグ&ドロップやファイルの右クリックといった簡単な操作でPDFファイルを生成できる。企業で大量にインストールする場合には、同梱の「InstallShield Tuner 7.0」を用いてインストール設定をカスタマイズすることも可能だ。

 作成したPDFファイルに対しパスワードをかけて保護することも可能だが、より高度なセキュリティを求める場合には、電子署名機能などをサポートしたAcrobat Standard/Professionalへアップグレードするか、「Adobe LiveCycle Policy Server」と併用することになる。

 Acrobat Elementsはこれまで、100本以上でのライセンス販売という形でのみ提供されていた。パッケージの販売により、従業員100人未満の中小企業やSOHO、部署単位で手軽に導入できるようにし、市場の開拓を図る。

 パッケージ版の販売はWindows版のみで、Windows 2000/XP、Tablet PC Editionに対応する。価格は5145円で、アドビストアで提供されるダウンロード販売の価格は4900円。

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