Panda Softwareは5月5日、アドウェアを駆除したければプログラムを購入しろと迫る新しいアドウェア「Topspyware」について警告した。
このアドウェアを駆除したければプログラムを購入しろ――スペインのウイルス対策ソフトウェア企業、Panda Softwareは5月5日、ユーザーにこのように迫る新しいアドウェア「Topspyware」について警告した。
Panda Softwareによるとこのアドウェアは、単体では拡散しないが、悪意あるWebサイト経由でインストールされるという。いったんインストールされると、システムトレイのアイコンを変更させ、偽のウイルス警告を表示させるほか、デスクトップ画像を以下のように変え、「あなたのPCはウイルスに感染しています。PCを保護するためにすぐウイルスを除去しましょう」などと表示する。
変更されたシステムトレイ上のアイコンやデスクトップ画面には、Topspywareを駆除するためのツールを販売しているWebサイトへのリンクが仕込まれている。これらをクリックすると、そのWebサイトにジャンプし、このアドウェアや亜種を駆除するため、複数のプログラムを購入するよう迫るという。
Panda Softwareでは、こうしたアドウェアはウイルス対策ソフトの適切なアップデートによって検出、ブロックできるとし、常に最新の状態を保つよう呼びかけている。またその前段階として、不審なWebサイトにアクセスしたり、出所の怪しいソフトウェアをインストールしないことも重要だ。
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