BIOSレベルで未承認PCを検出、ネットワールドとフェニックスが提携

ネットワールドとフェニックステクノロジーズは、管理者の許可を得ずに持ち込まれる未承認PCを検出するセキュリティシステムの提供、販売に向けて提携を結んだ。

» 2005年05月11日 16時39分 公開
[ITmedia]

 ネットワールドとフェニックステクノロジーズは5月11日、システム管理者の許可を得ずに勝手に持ち込まれるPCを検出するセキュリティシステムの提供、販売に向けて提携を結んだ。

 BIOSベンダーとして知られるフェニックステクノロジーズは、ハードウェア/CSS(BIOS)の情報を元に暗号化や認証を行うセキュリティ製品「Phoenix TrustConnector」も開発している。ネットワールドでは今回の提携に伴い、これまで販売してきたExtreme Networks、Foundry NetworksやHuawei-3COMなど、各社の802.1x認証機能付きスイッチングハブやRADIUSサーバと組み合わせた形でPhoenix TrustConnectorを販売していく。

 これにより、IPアドレスやMACアドレスではなく、PC固有のCSSに埋め込んだ電子証明書に基づいて端末を認証してモバイルPCを管理し、企業が承認した端末以外はネットワークへの接続を許可させない仕組みを実現できるという。両社は初年度で100社への導入を目指す。

 ネットワールドでは今後、各ネットワーク機器と組み合わせての検証をはじめとするユーザーの導入支援活動を行うほか、ヴイエムウェアのデスクトップ管理/セキュリティソフト「VMware ACE」と組み合わせ、端末の検疫機能や情報漏えい機能を高める形も提供していくという。

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