IT用いた犯罪やテロに関する脅威情報の収集、分析センター、ISSらが設立へ

サイバーディフェンスとISSは、ITを利用した犯罪/テロ活動に関連する脅威データを収集、分析する拠点として「日本安全保障分析センタ」を秋にも設立する。

» 2005年05月20日 17時35分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のサイバーディフェンス(CDI)とインターネット セキュリティ システムズ(ISS)は、ITを利用した犯罪/テロ活動に対応すべく、関連する脅威データを収集、分析するための拠点として「日本安全保障分析センタ」(仮称)を共同で設立する計画だ。

 両社によると日本は、サイバー犯罪やITを利用したテロ活動について分析、情報提供を行う安全保障分析の専門家が、他国に比べて少ないという。このセンタは、こういった状況を踏まえ、インターネット上のさまざまな脅威の情報を収集、分析し、安全保障の視点から官公庁や一般企業、市場に情報提供を行うことを目的としたものだ。

 両社はまず5月1日付けで、日本安全保障分析センタの準備室を設立。早ければ秋にもセンタを開設し、サイバー空間の安全保障に対する危機管理体制の提案やサイバーテロ/バイオテロに関する情報収集、分析のほか、専門家の育成や脅威データベースの構築などに取り組む方針だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ