みちのく銀行に個人情報保護法に基づく初の勧告〜金融庁

金融庁は、4月に124万件の顧客情報を記録したCD-ROMを紛失したみちのく銀行に対し、個人情報保護法に基づく初の是正勧告を行った。

» 2005年05月20日 21時09分 公開
[ITmedia]

 金融庁は5月20日、4月に124万件の顧客情報を記録したCD-ROMを紛失したみちのく銀行に対し、個人情報保護法に基づく勧告を行ったと発表した。個人情報保護法に基づいた初の是正勧告となる。

 金融庁が報告を求めたところ、個人データの移送の際、行内規程通りに取り扱われていない事実が認められたほか、従業員への監督が不十分であるなど、安全管理措置に重大な問題があると判断したため。

 勧告では、「個人データの安全管理のための措置の実効性の確保」「個人データの安全管理を図るための従業者に対する監督の徹底」に必要となる措置を行い、6月20日までにとった措置を報告することを求めている。

 みちのく銀行は4月22日に、全取引先約131万件の氏名、住所、電話番号、預金残高、貸出金残高などを記録したバックアップ用のCD-ROM3枚を紛失したことを発表していた。

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