三光純薬、盗難された個人情報入りPCに第三者アクセスの形跡

三光純薬は、2万3444名分の顧客情報などを記録した業務用PCが盗難にあっていたと発表した。発見されたPCを調査したところ、4394名分の情報に第三者アクセスの形跡が残っているという。

» 2005年05月30日 19時51分 公開
[ITmedia]

 三光純薬は5月30日、2万3444名分の顧客情報などを記録した業務用PCが盗難にあっていたと発表した。PCは発見されたものの、4394名分の情報には第三者によるアクセス形跡が残っているという。

 5月8日夕方から5月9日の朝にけて、営業車から業務用PC1台が盗難にあっていることが分かり、警察に届け出た。5月15日になって、都内で遺棄されたPCが発見され、保存データへのアクセスの有無を調査したところ、盗難されていた期間に、4394名分の情報を記録したファイルを含むフォルダへのアクセス形跡が残されていることが分かった。直接ファイルを操作された形跡はないとしているが、フォルダごとコピーされた可能性は否定できないという。

 同社によると、現時点での個人情報の不正流用は報告されていないという。盗難されたPCのHDDやファイルの暗号化措置は取られていなかった。

 アクセス形跡のあるフォルダに情報が含まれていた人、および自宅住所や電話番号を含んでいた296件には、事実の報告とお詫びを行っている。

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