NTT Com、端末のセキュリティ対策状況をレポートする「PCパトロール」サービス

NTTコミュニケーションズは、企業内PCのセキュリティパッチ適用状況や利用ソフトウェアといった情報を収集し、一覧レポートとして提供する「OCN PCパトロール」を提供する。

» 2005年06月01日 19時04分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズは6月1日、企業ネットワーク内に存在するPCのセキュリティパッチ適用状況や利用ソフトウェアといった情報を収集し、一覧レポートとして提供するサービス「OCN PCパトロール」を発表した。

 このサービスは、専用ソフトを通じてOSやWebブラウザのバージョンとパッチ適用状況、ウイルス対策ソフトの更新状況を日時で収集し、レポートとして提供するもの。月次レポートはWebコンソールから確認できる。各端末のセキュリティ対策を把握することで、資産管理に加え、企業全体としてのセキュリティ対策の徹底を支援する。オプションとして、トレンドマイクロが提供するセキュリティソフト「ウイルスバスター 月額版」を組み合わせて利用することも可能だ。

 将来的には、メールソフトやOfficeスイートの使用状況、利用しているソフトウェアの状況についても収集、一覧表示できるようにする計画だ。これにより、業務に無関係なソフトウェアによるITリソースの目的外利用を防ぐとともに、P2P型ファイル共有ソフトなどを通じたウイルス感染、情報漏えいなどを防止するという。

 PCパトロールは、同社が提供する接続サービスの「付加価値サービス」という位置付けで、まずOCNの利用者を対象に提供される予定だ。追ってArcstar IP-VPNをはじめとする他の企業向けVPNサービスにも広げていく方針。

 同サービスの価格は、従量制料金プランの場合1ユーザー当たり月額525円。定額制料金プランでは、100クライアントで5万1450円からとなっており、6月6日より申し込みを受け付ける。

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