ネットエージェント、コンピュータ・フォレンジック・サービスを提供

ネットエージェントは6月2日より、コンピュータ・フォレンジックのコンサルティングサービスを開始する。

» 2005年06月02日 17時27分 公開
[ITmedia]

 ネットエージェントは6月2日より、コンピュータ・フォレンジックのコンサルティングサービスを開始することを発表した。実際にインシデントが発生した場合だけでなく、その疑いが強い場合、あるいは実際に事件が起こらない場合でも、予防的な意味でのコンサルティングを提供する。

 個人情報保護法の完全施行を背景に、ログの収集なども含めた広い意味で「フォレンジック」という言葉に注目が集まっている。本来は、不正アクセスや情報漏えいなどの事件(インシデント)が発生した際に、コンピュータに残された証拠データを取得し、分析を加えて「いつ、何が、どのように起こったのか」を明らかにし、犯罪立証や容疑者の特定、経緯や原因の究明を支援する作業を指す。

 ネットエージェントでは、この分野でさまざまな活動を行ってきた伊原秀明氏を取締役に迎え、米国で専門の教育を受けた技術者によるフォレンジック調査およびコンサルティングを提供する。証拠となるデータの保全から取得、解析、報告までを行うほか、調査結果に合わせた再発防止策、改善策の提言などを行う。

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