GSX、一営業日で結果が分かるWebサイトの脆弱性検査サービス

GSXは、一営業日でWebサイトの脆弱性検査からレポート提出までを行う「ウェブサイトセキュリティ緊急診断サービス」の提供を開始した。

» 2005年06月17日 20時38分 公開
[ITmedia]

 グローバルセキュリティエキスパート(GSX)は6月17日、一営業日でWebサイトの脆弱性を検査し、レポートを提出する「ウェブサイトセキュリティ緊急診断サービス」の提供を開始した。

 同社では以前より、侵入検査サービス「Tiger Team Service」のメニューの1つとして、Webアプリケーションシステムに存在する脆弱性を検査し、安全な構築を支援するサービスを提供してきた。

 ウェブサイトセキュリティ緊急診断サービスは、昨今の不正アクセス事件を受けて提供される、簡略版のWeb検査サービス。従来のWeb診断サービスに比べて手続きを簡略化し、短時間でWebサイトのセキュリティを診断できるようにする。

 ユーザーがファックスで診断を申し込むと、あらかじめ対象を絞り込むことで、短期間でWebサイトの脆弱性を診断。「6時間ほどでチェックを行い、さらに1〜2時間程度でレポートをまとめ、一営業日中に結果をメールで速報する」(同社事業開発本部マーケティング室長の伊藤由規氏)。レポートには対象Webサイトの安全度レベルと全体コメント、脆弱性が検出されたページの問題点と対策方法などが記される。

 ウェブサイトセキュリティ緊急診断サービスは9月末までの期間限定で提供される。価格は29万4000円で、オプションとして「詳細レポートの提出および報告会」「Web脆弱性に関する解説を含んだ簡易教育コース」などのメニューも用意されている。

 GSXではさらに、これまで提供してきた侵入検査サービスとコンサルティングサービスとの間を埋めるサービスとして「デザイン&インテグレーション・サービス」の提供を予定している。顧客システムの現状と目標の姿の間の「ギャップ分析」にはじまり、実装仕様や必要なツールの選定、実装設計までをサポートするサービスだ。6月末をめどに正式に開始する予定で、まずアイデンティティ管理/DRMの分野に注力する形で展開していくという。

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