日本HPとマイクロソフト、SQL Server 2005出荷をにらみ提携を強化

日本HPとマイクロソフトは、2005年11月に予定されている「SQL Server 2005」の出荷をにらみ、64ビットデータベース市場に向けた取り組みをいっそう強化する。

» 2005年06月20日 16時27分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードとマイクロソフトは6月20日、2005年11月に予定されている「SQL Server 2005」の出荷をにらみ、64ビットデータベース市場に向けた取り組みを強化していく方針を明らかにした。

 両社はこれに先立つ2004年4月に、日本HPのハイエンドサーバ「HP Integrity Superdome」とSQL Server 2005を組み合わせた早期共同検証プロジェクトに関して合意を結び、技術検証や導入ノウハウの確立、技術者の育成に向けた取り組みを進めてきた。今回の合意はその延長線上にあるもので、よりミッションクリティカルな環境での導入を見据えたものとなる。

 具体的には、SuperdomeとSQL Server 2005の組み合わせでより高い可用性を実現するため、レプリケーションや障害時のフェイルオーバー、バックアップ、障害復旧などの検証を行うとともに、大規模環境での運用を見据え、スケーラビリティを含めた性能検証を強化。大規模かつミッションクリティカルな環境におけるノウハウの蓄積を推進する。

 同時に、エンジニアの育成に向け、マイクロソフト技術者のコミュニティである「Microsoft Technology プロフェッション・プログラム」を日本でも展開するほか、「SQL Server 技術者トレーニング・プログラム」プログラムを実施していく。両社はこれらの取り組みを通じて、SQL Server 2005をベースにしたシステム実装の知識を持つエンジニアを300名以上育成する方針だ。

 両社はさらに、Integrity/ProliantといったHPのサーバ製品とSQL Server 2005、RFIDを組み合わせたソリューションの展開に向け、デモ環境を構築し、共同で顧客に対する提案なども行っていくという。

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