NTTドコモ、業務委託先で顧客情報入りHDD紛失

NTTドコモの業務委託先の事務所内で、最大4万8000件の顧客情報が含まれた外付けHDDが紛失した。

» 2005年06月30日 17時39分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは6月30日、同社が代理店手数料の精算業務を委託しているドコモ・サポートの事務所内で、最大4万8000件の顧客情報が含まれた外付けHDDを紛失したことを明らかにした。

 紛失したHDDには、携帯電話、PHSおよびクイックキャストの利用者のうち、2003年10月から2005年3月の間に関東甲信越地域の代理店で新規契約や機種変更、解約といった注文を行った顧客、最大4万8000人分の契約者氏名や電話番号といった情報が含まれていたという。住所やクレジットカード番号、銀行口座番号などの情報は含まれていない。

 このHDにはまた、2003年10月から2005年3月までの間、ドコモ・サポートで代理店手数料清算業務に従事していた派遣社員、95名の氏名なども含まれているという。

 ドコモ・サポートがHDD紛失に気がついたのは5月下旬。その後、東京の事務所内での捜索を続けたが発見できなかったため、6月23日にNTTドコモに紛失を連絡。6月27日付けで警察に紛失届を提出したという。

 NTTドコモによれば、今のところこれらの情報が不正に利用されたとの報告は寄せられていないという。同社では当該顧客に個別に連絡を取るとともに、専用コールセンターを設置して問い合わせに答えるという。

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