三菱電機はセキュリティチップを搭載してセキュリティ機能を強化した企業向けPC「apricotシリーズ」の新モデル、6機種を発表した。
三菱電機は6月30日、暗号ツール「EASYCRYPT」とセキュリティチップを組み合わせることでセキュリティ機能を強化した企業向けPC「apricotシリーズ」の新モデル、6機種を発表した。
新モデルには、スリムデスクトップタイプの「apricot CX Cシリーズ」と、ノート型の「同AL R4シリーズ」の2種類がある。いずれもセキュリティ機能の向上が特徴だ。本体には三菱電機が開発した暗号アルゴリズム「MISTY」をベースにしたファイル/メール暗号化ツール「EASYCRYPTシリーズ」が搭載されているが、この秘密鍵を、HDDではなくTPM準拠のセキュリティチップに格納することにより、第三者による復号を困難にする。
また、情報漏えいを防ぐ機能として、FDDへの書き込みやプリンタでの印刷を不可能にするI/Oロック機能、USBポートを利用できなくするUSBロック機能を搭載。パスワードを用いてHDDへの書き込みを制御する機能もサポートしている。
CX CシリーズにはPentium 4 3.40EGHz搭載モデルなど3機種があり、価格は11万1090円から。AL R4シリーズはPentium M 745搭載モデルなどやはり3機種で、16万3800円から。7月1日より順次販売を開始する。
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