ウイングアーク、オープンシステムでの基幹帳票出力ミドルウェア「RDE」を強化

ウイングアーク テクノロジーズは、オープンシステム上でレガシーシステムと同等の基幹帳票システムを実現する「Report Director Enterprise(RDE) 3.0」をリリースした。

» 2005年07月27日 23時04分 公開
[ITmedia]

 ウイングアーク テクノロジーズは7月27日、基幹帳票システムのオープンシステムへの移行を支援するミドルウェアの新バージョン、「Report Director Enterprise(RDE) 3.0」をリリースした。

 RDEは、クライアント/サーバシステムのWeb化やホストシステムからオープン系システムへ移行する際に、オープンシステム上で基幹帳票システムを実現するためのミドルウェア。印刷環境を集中化し、レガシーシステムでは当たり前とされていた帳票のスプール/再印刷や拠点での大量印刷、プリンタ監視といった機能をオープンシステム上でも実現する。これまで国内420サーバでの採用実績を持つ。

 新バージョンでは、データベースとのコネクションブーリングとアクティブ/スタンバイ方式によるクラスタリングによって、信頼性の向上を図ったほか、RDEサーバの多重処理(印刷の同時要求)とクライアント印刷の負荷軽減などを実現。また、NECのWebSAMや日立製作所のJP1、IBM Tivoliといったサードパーティ製運用管理ツールと連携してプリンタ状態監視ログを運用できるようになる。ほかに、スプールされた帳票文書からの検索機能強化やユーザー認証機能の強化も施される。

 RDE 3.0の価格は360万円から。8月1日より出荷を開始し、年間で567サーバの受注を見込むという。

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