ITセキュリティ評価・認証制度の申請、10月より有料化

情報処理推進機構(IPA)は、「ITセキュリティ評価・認証制度」に基づく認証およびST(セキュリティターゲット)確認の申請を10月1日より有料化する。

» 2005年08月01日 22時24分 公開
[ITmedia]

 情報処理推進機構(IPA)は7月28日、「ITセキュリティ評価・認証制度」に基づく認証およびST(セキュリティターゲット)確認の申請を10月1日より有料化することを発表した。

 ITセキュリティ評価・認証制度は、情報システムやそれを構成する機器、ソフトウェアについて、「ISO/IEC 15408 情報セキュリティ評価基準」に基づいてセキュリティレベルを評価し、その結果を検証/公開する仕組みだ。ベンダーが提供する製品が適切に設計され、かつそのとおりに実装されているかどうかを検証するもので、セキュリティ評価の目安の1つとされている。

 独立行政法人製品評価技術基盤機構によって2002年3月に運用が開始された時点で「当面は無料」で実施されることになっていた。しかしこのたび、「本来の受益者負担の原則に基づき、申請者に費用の負担をお願いする」という。

 申請料は、認証申請についてはEAL(評価保証レベル)によって異なる。EAL1の場合は1件当たり51万4500円、EAL2では67万2000円、EAL3が78万7500円、EAL4が99万7500円。EAL5以上の申請料は10月以降に公表する予定だ。またST確認申請は、1件につき39万9000円となる。

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