セキュリティ企業のF-Secureによると、7月27日にβ1がリリースされたばかりのWindows Vista――正確にはMicrosoft Shellを狙ったウイルスが作成されたという。
セキュリティ企業のF-Secureによると、7月27日にβ1がリリースされたばかりのWindows Vista、正確に言えばWindows Vistaに搭載されるはずのMicrosoft Shellを狙ったウイルスが、早速作成されたという。
このウイルスはオーストラリアのウイルス作者が作成したもので、全部で5種類。Windows Vistaに搭載される予定であったスクリプト言語実行環境、Microsoft Shell(MSH、コードネームは「Monad」)をターゲットにしたものだ。
Microsoft Shellは柔軟性があり、コマンドのリモート実行も可能にする。だがそれゆえに、「Mellisa」などのウイルスを生み出したVisual Basicスクリプトと同様、新世代のスクリプトウイルスが登場するおそれがあることも指摘されていた。
なお、Microsoft ShellがWindows Vistaに搭載されるかはどうかは不透明であり、その後リリースされる製品とともに出荷されるとの見通しもある。
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