NTT Com、IBE方式による電子メール暗号化/署名サービスを提供

NTTコミュニケーションズは、Outlook/Outlook Express向けのプラグインソフトを用いて電子メールの暗号化や電子署名を行う「OCN暗号メールサービス」を提供する。

» 2005年08月08日 18時18分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズは8月22日より、Outlook 2002/2003やOutlook Express 5.5以降にプラグインすることで電子メールやファイルの暗号化、電子署名を行えるようにする「OCN暗号メールサービス」の申し込みを受け付ける。

 OCN暗号メールサービスは、同社が企業向けに提供するセキュリティソリューションの1つとして提供される。手元のOutlook/Outlook Express向けのプラグインソフトをインストールすることで、重要なメールの暗号化や電子署名の付与を簡単に行えるようにする。PC上のファイルを暗号化することも可能だ。

 特徴は、Voltage SecurityのIBE(Identity Based Encription)方式を採用することで、事前の鍵交換/パスワードの相互通知といった作業が不要になること。ユーザーの手間が省けるだけでなく、経路途中で盗聴されるリスクを低減する。また、電子証明書の取得や管理の手間も不要となる。

 OCN暗号メールサービスが対応するメーラーはOutlook 2002/2003やOutlookExpress 5.5以降だが、プロバイダーに制限はない。ただし、OCN常時接続サービス/ホスティングサービスの利用者にはオプションとして提供される。

 利用料金は5メールアドレスまでの場合で1575円から。8月22日より本契約の申し込みを受け付ける。またそれに先立つ11日より、30日間無料で利用できる「お試しメニュー」の申し込みを受け付ける。

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