シマンテック、受け取る前にブロックするスパム対策アプライアンス

シマンテックは、自社メールサーバが受け取る前にスパムをブロックするアプライアンス製品「Symantec Mail Security 8100シリーズ」を発表した。

» 2005年08月24日 21時09分 公開
[ITmedia]

 シマンテックは8月24日、大企業やサービスプロバイダー向けのスパム対策アプライアンス製品「Symantec Mail Security 8100シリーズ」を発表した。

 Symantec Mail Security 8100シリーズは、企業ネットワークの入り口でメールトラフィックを監視し、大量のスパムをブロックしたうえで電子メールサーバに受け渡す。メールサーバがスパムを受け取ってから隔離/廃棄処理を行うのではなく、その手前で食い止めるため、サーバの処理能力やHDD容量など、企業のリソースを無駄にすることなくスパム対策を実現できる。

 スパムメールかそうでないかの判断は、ネットワークレベルで送信者の振る舞い/送信パターンを分析して決定するほか、シマンテックのSender Reputation Serviceによる送信者評価データを活用する。仮にスパム送信者が送信量を増加させても、独自のTCPトラフィックシェーピングテクノロジにより、受け取る前にスパムを食い止めるという。

 Symantec Mail Security 8100シリーズは、1台で最大75万件のユーザーアカウント、1日当たり3500万通以上のメールを保護できるといい、クラスタリングによる拡張も可能だ。シマンテックは、同シリーズをフィルタリングなど他のスパム対策製品と組み合わせることにより、スパムによる多層的な防御を実現できるとし、8月中に発売を開始する。

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