テレフォニー統合も見据えたマイクロソフトの企業向けIM、公開

マイクロソフトは9月1日より、企業向けインスタントメッセンジャー「Microsoft Office Communicator 2005日本語版」の提供を開始した。

» 2005年09月01日 19時04分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは9月1日、企業向けインスタントメッセンジャーの新バージョン「Microsoft Office Communicator 2005日本語版」の提供を開始した。

 Office Communicator 2005は、チャット機能のほか在籍情報を示すプレゼンス機能、Web会議へのアクセス機能などを備えた企業向けIMソフト。Windows Messenger 5.1の後継版という位置付けで、利用にはサーバソフトの「Microsoft Office Live Communications Server 2005」(LCS 2005)が必要になる。

 新バージョンでは、最近オフィスでの導入が増えているIPテレフォニー環境との統合をにらんだ統合コミュニケーション機能がサポートされた。PBXと連携することにより、チャットだけでなく電話や電話会議、Web会議といった他のコミュニケーション手段が利用できるようになる。ただし利用に当たっては、PBXとを結ぶゲートウェイやLCS Telephony CALが必要だ。

 また、Microsoft Outlookの予定表と連携して在籍情報を自動的に表示/変更させる機能がサポートされたほか、SharePoint Portal Serverなどとの統合が強化された。

 Office Communicator 2005は、LCS 2005のユーザーには無償で提供され、同日よりダウンロード可能。またLCS 2005の評価版も公開されている。

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