PHP Interactive――手軽な実行環境

開発をしていると、手軽な実行環境がほしくなる。今回はそんな願いをかなえてくれるソフトウェアを紹介する。

» 2005年09月09日 08時00分 公開
[中津川篤司,ITmedia]

 開発をしていると、ちょっと試してみたい時がある。関数のテストだったり、正規表現の確認だったりさまざまな場面があり得るだろう。そんな時に欲しくなるのが手軽な実行環境だ。

 もちろん、ファイルを作成して実行すれば良いのは分かる。だが、たいていの場合、そこまで層なものでもない。とは言いつつも後々使うかも知れないので、取っておけばそれに越した事はない。そんなわがままをかなえてくれるソフトウェアが存在する。

 ここで紹介するオープンソース・ソフトウェアはPHP Interactive、WebベースのPHP実行環境だ。GPLで提供されており、最新バージョンは2.0だ。

PHP Interactive PHP Interactive

 仕組みは簡単で、入力した内容をevalするだけ。だが、少し捻りを加えた面白さがある。まずタブ管理によって、作成内容を分けておくことができる。また、各タブの内容は保存されているので、後日気付いた時に戻ることもできる。テキストエリアなので、[Tab]キーが移動になってしまうのが残念だが、単純なスクリプトのテストなら十分だろう。

 簡単なツールは簡単であればあるほど良い。PHP Interactive自体はファイルを解凍し、設置すれば動作する(スクリプトの保存場所の属性は変える必要があるかも知れないが)。気軽に使えるところがユニークで、かつ面白い。

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