入退室記録と連動してPCへのログインを制御、DNPがセキュリティソフト

大日本印刷は、入退室記録と連動してPCへのログインを制御できる企業向けセキュリティソフト「エンドポイント・セーバー」を発表した。

» 2005年09月14日 20時08分 公開
[ITmedia]

 大日本印刷は9月14日、1枚のICカードでPCへのログインを制御するとともに、入退室管理も実現できる企業向けセキュリティソフト「エンドポイント・セーバー」を発表した。10月末より販売を開始する。

 エンドポイント・セーバーは、大日本印刷がこれまで提供してきたセキュリティソフト「TranC’ert」の中から、一般オフィスで必要とされる最低限の機能を抜き出し、新たにSSFC(Shared Security Formats Cooperation)対応機器との連携機能を追加したもの。

 あらかじめ登録をすませたユーザーのICカードをリーダ/ライタにセットし、PINコードを打ち込まない限りPCが起動しないようにすることで、PCの不正な利用を防ぐ。いったんログインした後でも、リーダ/ライタからICカードを取り外すと画面をロックし、離席時のセキュリティを確保する。

 特徴は、PCへのログインと入退室管理を連動させ、セキュリティを強化できることだ。大日本印刷をはじめ75社が参加して策定を進めているSSFCフォーマットに対応したICカードとゲートシステムを組み合わせることにより、ICカードによる入室記録がない限りPCを起動させないようにしたり、社外でのPC起動を禁止することができる。

 エンドポイント・セーバーの対応プラットフォームはWindows 2000/XPで、FeliCa形式のICカードに対応している。価格はPC1台当たり4000円前後で、500人規模の企業で導入する場合はリーダ/ライタなども含め450万円程度でシステムを構築できるという。

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