東京国税局がPC 2台紛失 47万人の個人情報入りか

東京国税局からノートPC 2台がなくなった。うち1台には、納税者47万人分のデータが入っていた可能性がある。盗まれた可能性が高いという。

» 2005年09月16日 16時30分 公開
[ITmedia]

 東京国税局は9月16日、局内のノートPC 2台を紛失したと発表した。うち1台には納税者47万人分のデータが入っていた可能性がある。2台とも盗まれた可能性が高いとして、15日に警視庁に被害届を出した。

 紛失したのは、徴収部と課税2課のPCそれぞれ1台。徴収部のPCには、2003年の確定申告で1000万円を超える所得があった個人事業者の住所や氏名、電話番号、生年月日、納税額、取引銀行、口座番号など47万人分が入っていた。

 データは作業後消去することになっているが、消去できたかどうか確認できていない。PCの起動にはIDとパスワードが必要。データは暗号化されているため、コピーは難しいという。

 課税2課のPCは、企業の税務調査などに利用していたが、データは作業後に消去しており、企業や個人の情報などは入っていないとしている。

 局の規定では、PCはワイヤーで固定するか、キャビネットに入れて鍵をかけることになっていた。

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