Googleは、世界中から情報を収集しています。日本語版のGoogleだからといって、日本語だけしか検索できないのではありません。第9回目は、英語やその他の言語に関する検索の秘訣です。
Googleは、世界中から情報を収集しています。日本語版のGoogleだからといって、日本語だけしか検索できないのではありません。第9回目は、英語やその他の言語に関する検索の秘訣です。
Googleのトップページから言語ツールページにいきます。このページでは、各言語、各国に絞って検索することができます。英語のページに限定するには、「対象言語」から英語を選択し、キーワードを入力します。英語以外にもさまざまな国の言語を扱っています。
「Tokyo Tower」について英語で書かれているページを探したい。
検索結果画面をみると、検索ボックスの下、普段は「日本語のページを検索」となっているのが「英語のページを検索」と変わっています。また、件数も「検索結果のうち英語のページ」と表記されます。
頻繁にどこかの言語だけに絞って検索する場合は、表示設定のページから、検索対象言語の設定をお勧めします。言語ツールでは、検索のたびに言語を指定する必要がありますが、表示設定の方は設定が保存できるので、特定の言語のページを繰り返し検索するには、こちらの方が便利です。
国を限定するには、「対象国」で望むものを選択します。URLがその国のドメインのものかどうかで判断しているようです。
「Tokyo Tower」について英語で書かれている英国のページを探したい。
→ 『tokyo tower』「英語」「United Kingdom」
ukドメインのものにさらに絞られます。検索結果で、[このページを訳す BETA]のリンクをクリックすると、該当ページを和訳したページが表示されます。
言語ツールページでは翻訳もできます。語句や文章、あるいはWebページ全体を翻訳することができます。
語句や文章を翻訳するには、「テキスト翻訳」のボックスに訳したい語句や文章を入れて、翻訳ボタンを押します。翻訳の種類は「英語から日本語へ」がデフォルトになっていますが、プルダウンで他の項目を選択することもできます。(日本語から英語やフランス語からドイツ語など)
「She sells sea shells by the seashore.」を和訳する。
→ 「彼女は海岸によって海の貝を販売する」
翻訳ページが現れて、英語を日本語に翻訳したものが表示されます。日本語への変換はベータ版というだけあって、逐語訳の感が否めませんが意味はわかります。また、Webページ全体を翻訳するには、「ウェブページを翻訳する」のボックスに翻訳したいWEBページのURLを入れて、翻訳ボタンを押します。
ITmediaのトップページを英訳する。
→ 『http://www.itmedia.co.jp/』「日本語から英語へ ベータ」
英単語のつづりがよくわからなかったら、とりあえず思ったとおりに入力してみましょう。絶対に間違っていると思っていてもかまいません。間違えていたり、足りなかったりするのが一文字なら、たいていはうまく機能します。
「ガバナンス」のつづりは「gavernance」だっけ?
検索結果をみると、Googleが「もしかして:governance」と予測してくれます。予測してもらった方が正しかったなら、そのキーワードをクリックすると、その単語で改めて検索しなおしてくれます。
検索ボックスに、「英和」または「和英」と入力した後に、調べたい単語を続けると英和辞書または和英辞書として機能します。
「Google」の和訳を調べる。
「googleを英和辞書で調べる」と表示されます。そこをクリックするとアルクの英辞郎につながります。
「企業」の英訳を調べる。
→ 『和英 企業』
「企業を和英辞書で調べる」と表示されます。やはり、アルクの英辞郎につながります。
英英辞書としても機能します。この場合は、定義を調べる「define:」コマンドを使います。
LANの意味を英語で調べる。
検索結果画面には、「Web 上での 英語 による LAN の定義」と表示され、該当するページの一覧を見ることができます。また、ページの下部にいくと、「フランス語による定義」や「中国語による定義」などに内容を切り替えることができます。
Googleツールバーの最新版(バージョン3ベータ版)では、英語に関する新しい機能が追加されています。
まずは、マウスオーバー辞書機能です。Webページ上の英単語にマウスカーソルをあわせると、ポップアップで日本語訳を表示してくれます。簡易的な英和辞書といえます。
もう1つは、スペルチェック機能です。Webページのフォーム上に入力した英語のつづりをチェックしてくれます。語句を入力した後に、スペルチェックボタンを押します。つづりがあやしいときは、赤下線付きの赤字になり、正しいスペル候補を表示してくれます。
この記事は、メルマガ「3分でわかるネット検索のお作法」の内容を新たに加筆して掲載しています。
江川雅志(知識工房)
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