エディタといえばVi、そんな方にお勧めしたいのがVi上で動作するWikiエンジンだ。
Linux系のテキストエディタと言えばViを思い浮かべるかたが多いだろう。Emacsはももちろん有名ではあるが、ディストリビューションによってはでデフォルトでインストールされていない場合がある。しかしViに関してはそういったことはほとんどないといえる。また、Emacsは高機能、Viはシンプルといったイメージがあるようだがもちろんそんなことはない。これを見ればそう思うことだろう。
ここで紹介するオープンソース・ソフトウェアはViki、Vi上で動作するWikiエンジンだ。GPLで提供されている。
VikiはViのマイナーモードとして動作する。ダウンロードして、指定された場所にすべて保存する。そしてhelptagsで指定ファイルを呼び出せば完了だ。後はファイルにリンクを付けて、[Ctrl]+[Enter]キーでファイルがなければ作成といった感じでWikiを楽しめる。
Windows、Linuxでも動作するため、ファイルを共通化しておくといった使い方も考えられる。また、別ツールのDeplateを使えばHTML、Latex、Docbookと言った形式に出力することも可能となっている。
既存のテキストエディタへのWikiエンジンの組み込みは、予想以上にメリットが大きいはずだ(思いついたことがすぐにメモできる)。Vi使いなら注目のソフトウェアになるだろう。
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