指紋認証と秘密分散法を組み合わせたセキュアなUSBメモリ

三谷商事とシーフォーテクノロジーは、指紋認証と秘密分散法を組み合わせて漏えいを防ぎながら情報のやり取りを行えるようにするUSBメモリ「iDEA CS」を発表した。

» 2005年10月11日 20時15分 公開
[ITmedia]

 三谷商事とシーフォーテクノロジーは10月11日、指紋認証技術と秘密分散技術の両方を利用して情報のやり取りを安全に行えるようにするUSBメモリ「iDEA CS」を発表した。情報漏えい対策ツールの1つとして、11月1日より販売を開始する。

 三谷商事では、指紋認証機能によって第三者による悪用を防ぐUSBフラッシュメモリ「BioSlimDisk iDEA」を提供してきた。これに、シーフォーテクノロジーが提供する、秘密分散技術を用いた情報漏えい対策アプリケーション「CRYPTY S」の機能を組み込んだのがiDEA CSだ。

 iDEA CSで重要なデータを社外に持ち出す際には、指紋認証によってユーザー本人を確認した後、USBメモリ内の秘密分散アプリケーションを使用して重要データの分散/暗号化を行う。データ復元の際にも同様に指紋認証が要求される仕組みだ。

 必要なアプリケーションはUSBメモリ内に格納されているため、PCに専用ソフトなどをインストールすることなく利用できることが特徴だ。指紋認証によって不正な成りすましを防ぐほか、データが第三者に不正に入手されたとしても秘密分散法によって1つだけでは元の情報を推測できないこともメリットという。

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