HPCだけでなく企業にもグリッドを、プラットフォームコンピューティングが構築ソフト

プラットフォームコンピューティングは10月11日、2種類のグリッド基盤構築ソフトウェアを発表した。

» 2005年10月11日 22時30分 公開
[ITmedia]

 プラットフォームコンピューティングは10月11日、グリッド基盤構築ソフトウェア「Platform Enterprise Grid Orchestrator」(EGO)と「Virtual Machine Orchestrator」(VMO)を発表した。いずれも、米国で8月に開催されたLinuxWorldで発表された製品だ(関連記事)

 EGOは、企業内に存在するさまざまなITリソースを仮想化し、共有するためのソフトウェア。各サーバにエージェントを搭載することにより、負荷に応じて自動的に利用されていない分のリソースを割り当てることができる。これにより、既存のリソースを最大限に活用しつつ、サービスの最適化と継続を実現する。

 またVMOは、VMwareやXenといった仮想化ソフトを導入している環境を対象にした、仮想サーバの統合管理ツール。仮想サーバのうちどれか一台が障害を起こした場合は自動的にフェールオーバーを、また負荷が大きくなった場合にはバーチャルマシンの追加による負荷分散を実現し、システムの稼動を維持することができる。

 プラットフォームコンピューティングではEGOやVMOを、いわゆるHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)の分野だけでなく、広く企業一般に向けて提供していく方針だ。

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