NECネクサ、アクセス制御機能で情報漏えいを防ぐ文書管理システムを提供

NECネクサソリューションズは、ワープロや表計算のファイルや画像、CADデータなど、さまざまなドキュメントをアクセス制御付きで管理する「セキュアライブラリー」の販売を開始した。

» 2005年10月19日 18時42分 公開
[ITmedia]

 NECネクサソリューションズは10月19日、ワープロや表計算のファイルや画像、CADデータなど、さまざまなドキュメントをアクセス制御が可能な形で保管する電子文書管理システム「セキュアライブラリー」の販売を開始した。

 セキュアライブラリーは、さまざまなドキュメントを一元管理する文書管理システム。スキャナを組み合わせることにより、電子文書だけでなく紙で作成された文書についても登録、保存が可能なほか、検索機能も備えている。

 登録時に定めた公開の可否、公開範囲に沿って、ドキュメントもしくは保管庫(キャビネット)単位でアクセス制限を行うことにより、情報漏えいを防ぐ。指紋認証やICカードを用いれば、より厳密なユーザー認証を実現できるほか、いつ、どのユーザーが、どのドキュメントにアクセスしたかの履歴を保管する機能も備える。

 承認/確認ワークフロー機能も備えており、上長の承認や代理承認、差し戻しなど、業務フローに合わせた運用が可能だ。

 さらに、スカイコムが提供する「SkyPDF」などのPDF変換ソフトウェアを組み合わせることにより、ドキュメントをただ登録するだけでなく、パスワードや透かし、電子署名を加えたセキュアなPDFファイルを生成して管理できる。これに、アマノが提供するタイムスタンプサービスを連携させれば、PDFファイルにタイプスタンプを付与することができ、e-文書法に沿った形で文書の管理、保管を行えるという。

 セキュアライブラリーはWindows 2000/2003 Serverで動作するサーバとWindows 2000/XP対応のクライアントから構成されており、文書登録/保存用にOracleやPostgresなどのデータベースが必要だ。価格は、Oracle対応版で5ユーザー分のライセンスを含んだ基本セットが100万円から。NECネクサソリューションズではセキュアライブラリーを含む電子文書関連ビジネスで、今後1年間に100社、約5億円の受注を見込むという。

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