日本エフ・セキュアの新アプライアンスはWebサイトの防御に特化

日本エフ・セキュアは、ラックと協力してWebサイトの防御に特化したセキュリティアプライアンス「F-Secure Site Guard アプライアンス」を開発。12月より提供を開始する。

» 2005年10月25日 21時56分 公開
[ITmedia]

 日本エフ・セキュアは10月25日、ラックと協力してWebサイトの防御に特化したセキュリティアプライアンス「F-Secure Site Guard アプライアンス」を開発した。12月1日より販売を開始する。

 F-Secure Site Guard アプライアンスは、Webサーバの保護に特化したセキュリティ製品。SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング、フォースブラウズなど、従来型ファイアウォールでは防御が困難だった攻撃をブロックするWebアプリケーションファイアウォールの機能に加え、Webサーバへのウイルス侵入やWebサーバからのウイルス拡散を防ぐ検査機能を備えている。なお、Webアプリケーションファイアウォールの定義ファイルはラックより提供される。

 さらに、日本、日本以外のアジア、北米、ヨーロッパなどの中から、特定エリアからのアクセスのみを許可する「エリアフィルタ」機能も搭載した。これを用いて、不正アクセスの攻撃元として多い地域をフィルタすることで、不正アクセスのかなりの割合を遮断できるという。

 管理の面では日本語GUIを備えるほか、冗長機能をビルトインすることでアベイラビリティを高めた。

 F-Secure Site Guard アプライアンスの価格は、1ユニット当たり248万円、次年度以降のサポートライセンスは年額49万6000円。日本エフ・セキュアでは官公庁やオンラインショッピングサイト、一般企業向けに12月20日より出荷を開始し、初年度200ユニットの販売を見込むという。

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