IIJ、バックボーンで守る「DDoS対策サービス」を12月より提供

IIJは、同社バックボーンにCisco製対策機器を設置してDDoS攻撃から顧客のサーバやネットワークを守る「IIJ DDoS対策サービス」を12月より提供する。

» 2005年10月27日 22時58分 公開
[ITmedia]

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月27日、顧客のサーバやネットワークをDDoS攻撃から守る「IIJ DDoS対策サービス」を12月より提供することを発表した。

 インターネット上に分散した複数のコンピュータからいっせいに大量の通信が仕掛けられるDDoS攻撃に対しては、ファイアウォールなど既存のセキュリティ対策では対策が困難だった。IIJ DDoS対策サービスでは、IIJのバックボーンにCisco SystemsのDDoS対策システム「Cisco Guard XT 5600」を設置し、顧客のシステムをDDoSから保護する。

 具体的には、DDoSの特性を持つ通信を排除するほか、顧客宛てに流れる通信の状況を把握し、平常時から逸脱した異常な通信を検出した場合にアクセス制御や帯域制御を実施する。この際、HTTPプロトコルだけでなく、通常利用しないプロトコルについても、同様に帯域制御やアクセス制御が可能だ。なお攻撃検知時には、攻撃概要と対策状況がメールで報告される。

 特徴は、バックボーン側で防御を行うことで、サーバだけでなくインターネットへの接続回線まで含めた防御を行えること、Webサーバ以外のリソースも防御可能なこと。

 料金は、100Mbpsの帯域を対象とした「タイプB」の場合、初期費用が65万円、月額料金は49万8000円。1Gbpsを対象とした「タイプA」では個別見積もり。いずれも、導入前のコンサルティングから機器の設定、運用/保守、レポートの提供までを含んだ形で提供される。

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